なんとこの記事はNextremerアドベントカレンダー 2018の 16日目 の記事です!本当に申し訳ございません。 qiita.com
要旨
- Twitterで見かけた「タスク完了したら抜けて良いSlackチャネル」を作る的なHackが凄くよかったので真似してみた
- とてもよかった。でもそれだけだとアドベントカレンダーを埋めるためのエントリにならない気がした
- 「チャネルを抜けちゃうからお礼が言いにくい!」という謎課題をでっち上げた
- それを解決する「チャネルを抜けるとお礼を言ってくれるBot」を作った
- 一度記事を書いたが限りなく無価値なことに気づいた。焦った。
- よく考えたら、チャネルを抜けたときの 完了時のインタラクションが改善された気がする と気づいた。
ゆえに、とりあえず課題をでっち上げて何か作って動かしてみると学びがあること、その学びも実はちゃんと考えるモードに脳がなっていないと気づかないんだな、アンテナ大事なんだな、ということに改めて気づきつつ、そんなことなかったかのように「完了時のインタラクションの強化」を目的として導入した程で書いた文章がコチラです。
タスク完了した人から抜けて良いSlackチャネル運用とは
以下の様な素敵なHackです。感化されて運用をしてみました。
社における「全員が済まさなきゃいけない」系のやつ、それ用の Slack チャンネルに人間たちをガッと放り込んで「完了した人から抜けてよい」という方式で進めるの、けっこう効果的でよさそうに見えている。そのチャンネルで呼びかける分には、すでに済ませている人のアテンションを奪わないのがよい。
— { 大和田: 純 } (@june29) December 20, 2018
試してみて
とても素晴らしい。
- リマインドするのが楽(
@channel
ぶっぱなし) - 誰が残っているのかを確認するのが楽(
/who
) - 目的別にチャネルを作るので関係ない会話が始まらない
特に2つ目が素敵です。この手の話は「誰がやってくれていて、誰がやっていないのか」を管理するのがとても面倒くさいのですが、そこが見事に解決されています。以下のスクリーンショットでも、誰がまだタスクを終えていないのかが、自動で管理されていく様子がわかります。飲み会やらイベントやらの調整さんによる日程調整にも使えそうですね。
完了時のインタラクションを強化するため「お礼を言ってくれるBOT」を投入
すごく便利だ!と思い運用していた一方で、細かいですが改善の余地を見つけました。
この仕組み、実際にタスクを行う側として使うと、チャネルを抜けた後に「本当にこれでよかったのか?」感が残ります。Slackをお使いの方は実際に/leave
コマンドを打ってみると体験できます。チャネルを抜けると何のインタラクションも無しに直前までみていたチャネルが表示されます。
(余談ですが、この感覚は結構不思議です。たとえば「Google SpreadSheetなどに入力してね!」、という運用においても、入力した後に画面を閉じるシーンは当然あり、画面を閉じた瞬間には何のインタラクションもありません。それでもなぜか違和感を感じない。でもこのオペレーションだとなぜか不安になります。この違いはまた今度掘ってみようと思っています)
BOT投入
ということで、チャネルを抜けた人に あなたの直前の行動は運営のお願い通りですという というメッセージを感謝の心と共に伝えるためのBotを作成しました。
使い方は「タスクを完了したら抜けて良いSlackチャネル」にBotを招待するだけ。あとは参加者がタスクを完了させて /leave
したらBotから「ありがとうございました!」というメッセージが飛びます。
コードはこちら。Slack AppのCreate BotのPermissionを持ったTokenを環境変数に渡してやればすぐに動くはずです。 github.com
使ってみて
チャネルを抜けた後にDMでお礼がくるので、狙い通り「自分は正しい行動をした」という安心感を強化できたと思います。また、運用初期で慣れておらず、終わってないのに抜けちゃった人へのガイドにもなる という予期せぬ効果も発揮してくれました。
Botのこれから
この手のチャネルを運用するときにBotが備えていて欲しい様な機能があれば追加していこうかなと思います。単なるリマインダは/remind
で済んでしまうし、正直あるのかないのかわからんところですが、とりあえずは以下のようなところでしょうか。
使い方やこの手のチャネルの運用TIPSを指南
誰でも運用ができるように、チャネルを作ってBotを招待したら、やり方がわかるような発言をするようにした方が良さそう。
「このチャネルは、チャネル作成者が指定したタスクを終わらせた人から抜けていけるチャネルだよ! /leave
で抜けられるよ! まだ残って要る人は /who
で一目瞭然だよ! タスク担当でないけど確認のために入ってもらっている人はミュートしておくと良いよ!」
ミュートした人を見つける
脅迫的な機能。できるのかな?
リマインダ改
このボットに「みんなに呼びかけてよ」って言うと、面白おかしくPUSHしてくれる。運営サイドがネタを考えなくていい。
全員が抜ける/アーカイブされたら randomとかにお礼
チャネルメンバーがいなくなったり、アーカイブされたら【#aaaaaaaでのタスクを全員が完了しました。ご協力ありがとうございました!】的なメッセージを`#random'あたりに打つとか(人がやった方がいい気もしてきた)
まとめ
このBOTはともかく「タスク完了した人から抜けて良いSlackチャネル」はとても良いので是非試してみては!